早春:小津安二郎監督作品。 杉山は通勤仲間と行ったピクニックで仲良くなった金魚と不倫関係になってしまう。 それが決定打となって妻は家を出てしまった。 転勤を言い渡された杉山は1人東京を離れる。 ある日転勤先に妻の荷物が置いてあり、2人は心機一転スタートをきる。 こんな流れで、みんな色々な問題を抱えながらもそれを乗り越えることで素敵な夫婦になっていくという話。隣の奥さん役で日本代表のおばちゃんである杉村春子も「うちのったらあーだこーだ」と昔の旦那の様子を語っている。で、それと平行してこの映画はサラリーマンの悲しさみたいなものをかなり強調していた。満員電車や安月給を嘆いてみたり、同僚が病気で死んだり、先輩に辞めるなら今のうちだぞと言われたり、脱サラしてバーを経営している人がいたり、手に職を持つ友人を羨ましがってみたりする。 印象的なのは杉山の友人が金魚を呼び出して、「スギの奥さんの気持ちになったことあるのか」とヒューマニズムを説くところ。そうだよな、やっぱりだらしがないのはいけない。マナーは守るぜ、nanananana~♪だな。まあ自分にとってはそれ以前に奥さん役の淡島千景を悲しませる時点で許せないけど。 小津映画で好きなところは、よく送別会などの飲み会で10人ぐらいでいっしょに歌をうたうところだ。誰かが最初の一節を歌い出すとすぐに皆が呼応して規則正しく体を横揺れさせながら合唱する。楽しそうだなあ。僕もよく酔うと歌をうたうけれどだいたいサトルかJJかkeitaと2人で歌って、しまいには苦情ざたというパターンだ。みんなで歌ったら気持ちいいだろうな。 ★★★★★★★★☆☆ ツィゴイネルワイゼン:鈴木清順監督作品。 青地は旅先で中砂と会い、芸者小稲と遊ぶ。その後中砂は小稲とそっくりの妻と結婚するが妻は幼い娘を残して死ぬ。そして小稲と再婚する。中砂はシンナー中毒で死んでしまい、残された小稲は青地の家に貸してあったツィゴイネルワイゼンのレコードを取りにくる。それをみつけた青地は中砂の家にレコードを届ける。 ああ、これもへんてこな作品であった。とりあえず浸った。 二回見たけど二回ともウトウトしてしまい結局よくわからずじまい。 変だったな。青地は死んだのかな。盲目の3人も変だった。 花火のシーンや豆まきのシーンが印象的だ。 ちょこちょこ意味不明で笑えるシーンがある。くすくす笑える。 ★★★★★★★☆☆☆
by mooonriders
| 2007-04-11 08:28
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