夏に来るか来るかと噂があったBjorkが年明けに来日するようですね。
2008/2/19(火)・2/22(金) 東京:日本武道館 開場 18:00 / 開演 19:00 / S¥10,000・A¥9,000(座席指定) 2008/2/25 (月) 大阪:大阪城ホール 開場 18:00 / 開演 19:00 / S¥10,000・A¥9,000(座席指定) チケット一般発売:12/15(土)〜 BjorkのCDはちゃんと買っているけれど、あまり聴いていない。 2003年のフジロックで一度ステージを観たことがあるけれど、本当にすごかった。 まさにShow Timeで曲を知らなくても十分楽しめる。炎吹きまくりだった。当時JOGAという曲が大好きでこれを演奏したときは最高だった。今はAuroraという曲が大好きで、これを演奏してくれるならいきたい。あとバンドメンバーにMatmosがいたら興味ありだな。 キム・ギドク監督作品「サマリア」 最近すっかりポップな映画ばかり観ていてシリアスなものをじっくり観るのは久しぶりだった。 この映画は三章からなり、「バスミルダ」では援助交際をするチェヨンとそれを見守るヨジン、そしてチェヨンの死。「サマリア」ではチェヨンへの罪滅ぼしに自らも援助交際を始めたヨジンとそれを知ってしまった父ヨンギの狂気。「ソナタ」ではヨジンとヨンギの旅が描かれていて、わかりやすい構成になっていると思う。 一章、二章は慣れていないからか久々に映画で重さを感じた。冒頭のシーンは暗い大部屋の一角のPCで出会い系サイトをやっている二人。こういうネットカフェは日本にはないけれど、僕は上海で2.3回通ったから懐かしい気がしたな。音楽がすばらしい。父ヨンギがラブホテルで殺害された少女の捜査に来ているシーン、最初に殺されている少女が映るがそれが援助交際を始めたばかりのヨジンかと思ってまじでびびった。主役のはずのチェヨンもヨジンも序盤で死んで、一体この映画はどうなるのかと。しかしそれは全くの他人で、しかしホテル街に捜査に来ていた刑事であるヨンギは窓から別の部屋にいる娘を観てしまうのだった。とっても優しい父が狂気のまま人を殺めていく、俳優としてこのギャップを見事に演じるのが醍醐味なんだろうな。 一転とても穏やかな第3章。父と娘は亡き母のお墓参りという口実で旅に出るのだ。北野ブルーも真っ青なフィルターがかかったような素晴らしい湿り気のある美しい映像。やばい!。河原に車を停めてからのシーンは映画のワンシーンなどすぐに忘れてしまう僕でもずっと記憶に残るかもっと思ってしまうシーンだ。車で寝ていたヨジンは父ヨンギに首を締められ死んでしまう夢を見る。しかし現実ではヨンギは同僚の刑事に電話で自首した。ヨンギもヨジンも互いに互いのことを感づいていて、殺してしまう、殺される、覚悟をしていたのだと思った。そして監督自身も父が娘を許せずに殺すのと、娘を許し自首するのと、両方のシナリオを考えていたのだろうと思った。というか多分ぎりぎりまで迷っていたから夢というある意味ずるい手段を使って両者を映像化したのかも、、、それほど両方とも美しいエンディングだったから。★★★★☆
by mooonriders
| 2007-11-16 08:02
| movie
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