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mum レポ
01/17 mum@shibuya DUO
2008年最初のライブは予定通りmumでした。

開演時間直前にDUOに到着、ここはロッカーがないのでクロークで荷を預ける。
いきなり見知らぬ女性に話かけられるといううれしいハプニングを経て入場。
DUOのビールはのどごし生の350缶なので(プラス100円でハイネケン生になるが少ない)それは避けてテキーラトニック。
メニューにはテキーラトニックはないが、簡単なので頼めばやってくれるのだ。
見渡してみるとここは相変わらずフロアの2本の柱が主張してるな。
柱がそそりたっているライブ会場を見るたびに、適当に建ててしまった建築家がほんと憎い。

右端にスタンバイしていよいよ登場!でもmumじゃなかった。前座がいたのだ。
PCが壊れて疎くなるとこのへんが弱い。焦って仕事を終わらしダッシュで駆けつける必
要もなかった。
texas panda。男女2人ずつの4人組。残響からリリースしているようだ。
向かって右からVo&Gの女性、Dr男性、G男性、Ba&Voの女性。
両側にボーカルが立ち会話するように交互に歌うのがおもしろいね。
音は日本のバンドでいうとspangle call lili lineみたいだなとは思った。
Gの2人が轟音をかきならすとこもあって、なかなか盛り上がる。
しかしだ、Gの女性は華奢な感じで髪とか服もゆるい暖かな雰囲気の方なんだけれど、
そんな彼女が細い腕で首を傾けながらギターをかきならしても残念ながら、
パキっとしたキレを感じることはできなかった。むしろ甘い花の香りが漂ってきそうな感じさえする。
音と見た目のギャップがあるというか、やはり無骨な男性がガツンと鳴らしてくれた方がこちらとしては感じやすい。
しかしそう考えるとナンバガ田渕ひさ子のキレは相当なもんだよなあなんて思ったりした。

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次はmum。
新作を聞いたときはなかなかいいなと思ったけれど、予習のため旧譜を聴いていたところ、やっぱこっちのmumが好きだなと思った次第。まずボーカル有り曲がおおすぎるよなあ。
なので画像も昔のにしてみました。

ひどく金のない僕はウイスキーの小瓶に入れたテキーラを持参していて、半分減ったテキーラトニックにそいつを注ぐ、すると度数30度くらいのテキーラトニックの完成だ。
それを飲んでふらふらしてきた頃メンバーが登場した。

7人組になったはずなのに8人いる。
向かって右前にVo&G&ピアニカ&ハーモニカ&鉄琴&リコーダー&変な弦楽器いろいろ・・・担当のオルヴァル。右後ろにBa&ラップトップ・・・のグンネル。オリジナルメンバーは右側で見やすくてよろしい。
新入りは、まず中央にチェロ&うた&いろいろの女性。その左にうた&弦楽器&いろいろの女性。その後ろにヴァイオリン(ヴィオラ?)やギターの小柄な女性。中央後ろにドラムの男性。左後ろにギターの男性。左前は見えなかったんだけどキーボードやいろいろ担当の男性がいた模様。
書いててよくわからんがステージはところ狭しと楽器があり、みんないろんな楽器をとっかえひっかえ状態だったってことです。

まずオルヴァルがピアニカのホースをマイクに当てて息を吹く。すると風の音が聞こえてくる。
そしてフロント3人のうたでWinter (What We Never Were After All)からスタート。
ライブは新作の曲の連打だった。以前と比べてハッピーでアットホームな感じだ。
Dancing Behind My Eyelidsで盛り上がってThey Made Frogs Smoke Til TheyExplodedでtexas pandaのメンバーといっしょにハーモニカセッションで本編締め。
楽しいんだけれど、なんかしっくりこない不満がある。
僕の不満は新入りのフロントに立つ2人の女性メンバーへ。
僕にとってmumの音楽は基本的に厳かなものであり、そこにのっかる音の美しさが最高にぐっときたり、ライブでは実際にその音を出す創意工夫に感心させられたりするんだけれど、
今のmumは特に上記の女性たちが笑顔で跳ねたり踊ったり、中学校の合唱(はひどすぎ?)のような歌をうたったりすることによって、違ったものになった。
ステージ上のmumと僕らの関係は近づいたのかもしれないが、mumはステージの高いところの存在であってほしいな。
クリスティンが歌ってきた名曲たちは演奏されないし、オルヴァルよこれからどこへ向かうのか!
今回もいろんな楽器を使ったアイデアあふれる音楽は健在でそこは最高なんだけれどね。
いいんだけど、双子、特にクリスティンを失った代償はでかいかもと思いました。

アンコール。
ここでついにクリスティンの歌った名曲登場、3rdよりThe Ghosts You Draw On My Back。これは最高だった。
新生mumの新しい形を提示してくれました。貫禄を感じました。
それにしても3rdアルバムはケースから出すのに毎回一苦労する。そして傷がついてしまう。
最後は1stからsmell memory。これは痺れた!
今日は棒立ちだったけれど、この2曲はからだが自然に動いた。
俺たちは古いのもやるんだぞ、って言われた気になりました。
結局最後は大満足な気分でした
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by mooonriders | 2008-01-19 23:13 | live
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