仕事始まってから一度も映画館に行っていない・・・ こんなんじゃ一生映画も観れない。何もできないな。遊べない。 かわいいものを観たい。ポニョ観よう。みよう。超みたい。 しかし映画で1800円払うだけなのに、財布や残高を気にする社会人生活ってどうなの? 新宿に行ってピカデリーという劇場に行ったら新しいシネコンで 休日を謳歌するカップル、家族連れだらけで萎えたのでそこは避けて コマ劇横の新宿アカデミーへ。付近には段ボールハウスが多く、 僕の場合見た目も中身もこちらの雰囲気の方が落ち着く。よな。 始まった!まずこのフジモトっていうポニョの父の名前のセンスがすごいだろ! 見た目外人だし、海にいるし、ナウシカのクロトワみたいな感じなのに。 予告などの映像は何度かみかけていたと思うのだが、このフジモトの風貌や 彼の操る潜水艦や海の風景は想像できなかった。 そのすべてが僕の好きなジブリの感じでいっきにファンタジーの世界へ、これこれ! ポニョが登場し、クラゲに乗って家出する・・・ナウシカの王蟲の殻を思わせるではないか! 崖の家、なんなんでしょうこのロケーションの良さは。あの設定がすべてだと思います。風の谷やパズーの家もそうだけど、地形とか建築とか、すごく話膨らむ夢膨らむように考えこまれているよなあ。魔女の家もさつきの家もそうだったな。せいじ君のバイオリン作る家もそうだった。タタラ場もそうだった。でもでも小さな港町なのに、なんでわざわざあんなとこに家を建てたのでしょうか?とか考えてしまう。耕一の船と交信するため?なんて家族思いなんでしょうか。愛は盲目。リサと宗介の関係もいいよね。リサの懐の深さは素晴らしい!2人の声も非常にいいと思いました。 宗介がポニョの入った瓶を割るシーンとかちょっとドキっとするよな。そんなスパイスもからめつつ。そして昔の魚とかボートを火で動かす仕組みとか、魚の波が襲ってきたりする一方そんなテクニカル?メカニカル?な点がきちんと描写される、そのバランスも非常に好きです。 あとは水に沈んだ街!庭や道路に魚が泳ぎ、あたかも空に船が浮かんでたり魚がうろうろしてたりするようにも見える絵、ありえそうででもあんな奇麗なのは恐らくない設定、想像力をくすぐるなあ。ラピュタのときもちらりあった設定だが、いいよなあ。とにかくロケーションと導入部分にやられまくってしまいました。かわいいなあ宗介とポニョ。
by mooonriders
| 2008-09-14 02:53
| movie
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